トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第14回放送 特集:音楽プロデューサー 髙橋 隆の世界《前篇》

第14回放送 特集:音楽プロデューサー 髙橋 隆の世界《前篇》

第14回放送 特集:音楽プロデューサー
髙橋 隆の世界《前篇》

<2017.02.19 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

第14回 音楽プロデューサー 髙橋 隆の世界《前篇》

この番組ではアーティストだけでなく、作家やディレクターなど、制作サイドの方もゲストにお迎えして、歌謡曲の魅力を探っています。2016年は音楽プロデューサーの川原伸司さんと川瀬泰雄さん、作詞家の売野雅勇さんからお話を伺いましたが、今回は音楽プロデューサーの髙橋 隆さんに出演していただきました。
髙橋さんは学生時代にソルティ・シュガーの一員としてデビュー。大学卒業後はディレクターに転じ、ビクターやテイチクで様々な楽曲を制作されました。これまでに担当されたアーティストは、チェリッシュ、森 進一、日吉ミミ、長渕 剛、石野真子、小泉今日子、酒井法子、金沢明子、島津亜矢など。特集の前篇にあたる今回は70年代に手がけた作品を中心に、制作に関するエピソードを伺いました。


01_走れコウタロー01.「走れコウタロー」ソルティ・シュガー(1970)
作詞:池田謙吉 作曲:池田謙吉、前田伸夫 編曲:池田謙吉
69年12月に「ああ大学生」でデビューしたフォークバンドの2ndシングル。オリコンではTOP10に18週滞在し、最高1位の大ヒットとなり、日本レコード大賞の新人賞も獲得しました。髙橋さんは1番の歌唱と、ナレーション部分を担当しており、競馬の実況中継では驚異の早口を披露。タイトルはもともと、当時、万年2着の競争馬として人気のあった“ミノル”でしたが、それでは語呂が悪いということで、バンドの練習に遅刻してくるメンバーの山本コウタローの名前に変更したと明かしてくれました。

02_若草の髪かざりBGM.「若草の髪かざり」チェリッシュ(1973)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:馬飼野俊一
71年に5人編成のフォークグループとしてデビューしたチェリッシュの5thシングル。本作は松崎好孝、松井悦子(現・松崎悦子)のデュオ体制になってから3枚目のシングルで、オリコン7位をマークしました。72年にビクターの制作部に配属された髙橋さんは、「ナオミの夢」(ヘドバとダビデ/70年)のアレンジを担当していた馬飼野俊一の才能に惹かれてオファー。阿久 悠の詞に叙情豊かなメロディが乗り、ディレクターとしての初ヒットに結びつきました。

03_てんとう虫のサンバ02.「てんとう虫のサンバ」チェリッシュ(1973)
作詞:さいとう大三 作曲・編曲:馬飼野俊一
73年3月にリリースされたオリジナルアルバム『春のロマンス』の収録曲だった本作は、大阪のラジオ局でヘビーローテーションされたことから火が付き、同年7月に7枚目のシングルとして緊急発売。オリコン5位のヒットとなり、初出場を果たした紅白歌合戦でも披露されました。髙橋さんはアルバムにバリエーションを持たせるための作品として、「白い蝶のサンバ」(森山加代子/70年)などをイメージしながら制作したといいます。

04_襟裳岬03.「襟裳岬」森 進一(1974)
作詞:岡本おさみ 作曲:吉田拓郎 編曲:馬飼野康二
74年の日本レコード大賞、日本歌謡大賞をダブル受賞した森 進一の代表作。同じ岡本・吉田コンビによる「世捨人唄」との両A面扱いでしたが、オリコン最高6位のロングセラーとなり、紅白歌合戦では森に初の大トリをもたらしました。本作は、ビクター創立50周年を記念して催されたディレクターによる企画コンペが発端。入社2年目だった髙橋さんは「演歌とフォークの融合」を提案して見事に採用され、歌謡史に残る名曲が誕生したのです。

05_雨の嵐山BGM.「雨の嵐山」長渕 剛(1977)
作詞・作曲:長渕 剛 編曲:船山基紀
76年の第12回ポピュラーソングコンテストで協賛社賞を受賞した本作は、長渕のデビューシングルとして77年2月にリリース。但し、本人にとっては不本意な作品だったようで、自身のディスコグラフィからは外されています。ビクターからの発売は本作のみでしたが、髙橋さんはその時の担当ディレクターでした。

06_夏まつり04.「夏まつり」ペニー・レイン(1977)
作詞・作曲:阿部美和子 編曲:神保正明
76年10月に「一年が過ぎて」でデビューしたフォークグループの2ndシングル。メンバーは阿部美和子、小川悦子、石川雅巳の3人で、当時は大妻女子短大のコーラス部に所属する女子大生でした。本作はメンバーの阿部が作詞・作曲を手がけた作品ですが、彼女たちのハイトーンボイスに惚れ込んでいた髙橋さんは、彼女たちのよさが一番出ている作品だとコメントしています。

07_はだしで地球を駆けるのさ05.「はだしで地球を駆けるのさ」トランザム(1978)
作詞:浜田哲二 作曲・編曲:チト河内
74年にデビューしたトランザムは、髙橋さんいわく「日本人が好む、最もオーソドックスな音楽をやっていたロックバンド」。最大ヒットの「ビューティフル・サンデー」(76年)以外にも、日本テレビ系ドラマ『俺たち』シリーズをはじめとする数々の劇伴やCMソングでもお馴染みのバンドです。本作はコカ・コーラのCMで流れていた「Come on in. Coke ’78」をアレンジしたもの。2015年に他界した高橋のぶの爽やかなボーカルが心地よく響きます。

08_世迷い言BGM.「世迷い言」日吉ミミ(1978)
作詞:阿久 悠 作曲:中島みゆき 編曲:あかのたちお
久世光彦が演出を手がけたドラマ『水曜劇場・ムー一族』(TBS系)の劇中歌に起用された本作は、オリコン66位まで上昇。歌謡界のヒットメーカー・阿久 悠と、稀代のシンガーソングライター・中島みゆきの顔合わせは大きな話題を呼びました。髙橋さんはこの頃より、長きにわたって日吉ミミの担当ディレクターを務めています。

09_股旅'7806.「股旅’78」橋 幸夫(1978)
作詞:阿久 悠 作曲:井上忠夫 編曲:高田 弘
当時流行していたディスコサウンドと、橋お得意の股旅ものを融合させた意欲作。78年6月にリリースされたアルバム『またたびの詩』からの先行シングルですが、同アルバムに収録された12曲すべての詞を手がけた阿久は、6人の作曲家(井上、吉田 正、川口 真、中村泰士、森田公一、三木たかし)向けに、タッチの異なる詞を2作ずつ用意したといいます。阿久が不世出の才人であることを裏付けるエピソードといえましょう。

10_卑弥呼07.「卑弥呼」PASSIONATA(1979)
作詞:Joe Lemon、Marco Bruno 作曲:Michael Khan 編曲:深町 純
フィリピン出身の女性ボーカルトリオが歌うディスコチューン。彼女たちはマービン・ゲイの日本公演でオープニングアクトを務めたこともある実力派で、フィリピンでレコーディングされた本作はオリコン34位のヒットを記録しました。ちなみに作詞のJoe Lemonは森雪之丞、作曲のMichael Khanは川口 真の変名。ディレクターの髙橋さんから「妖しげな雰囲気を出したい」という要請を受けて、あえて横文字のクレジットにしたそうです。

11_もう頬づえはつかない08.「もう頬づえはつかない」日吉ミミ(1983)
作詞:寺山修司 作曲:田中未知 編曲:神保正明
79年に桃井かおり主演で公開された同名映画の主題歌として、荒井沙知が歌唱した作品のカバー。83年に他界した寺山修司を悼んで、寺山と親交のあった日吉が83年に発表したアルバム『たかが人生じゃないの~日吉ミミ、寺山修司を唄う~』に収録されました。本作の詞を寺山ワールドの最たるものではないかと語る髙橋さんは、アレンジでもペダルスティールギターを使用するなど、自分が一番やりたかったサウンドを実現した作品だといいます。

《イントロクイズ解答》

21_ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)

 

 

 

 

「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」
荻野目洋子

22_ハートで勝負

 

 

 

 

 

「ハートで勝負」石野真子

23_のりピー音頭

 

 

 

 

 

 

 

 

「のりピー音頭」酒井法子

24_雪の中の二人

 

 

 

 

 

「雪の中の二人」麻丘めぐみ

25_ひとり街角

 

 

 

 

 

「ひとり街角」小泉今日子

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