トップページ 特集 特集:筒美京平の時代 - 筒美京平を知るための必修アイテム

特集:筒美京平の時代 - 筒美京平を知るための必修アイテム

偉大な音楽家を知るための必修アイテム12選

文/鈴木啓之、竹部吉晃 公開日:2013.02.08

歌謡曲のみならず、日本の大衆音楽の発展に大きく貢献した偉大なる作曲家、筒美京平。昨年末には作家活動45周年を記念してレコード会社6社から『筒美京平GOLDEN HITSTORY』というコンピレーションアルバムがリリース。数々のヒット曲、名曲の素晴らしさに改めて再評価の機運が高まるなか、当サイトでもその功績に敬意を表し、新設第一弾企画として筒美京平特集を掲載。永遠の輝きを放つ珠玉のメロディをお楽しみください。

筒美京平GOLDEN HITSTORY
~さらば恋人~

98年にリリースされた<筒美京平 ULTRA BEST TRACKS>シリーズでは、伊東ゆかり、弘田三枝子、いしだあゆみ、平山三紀の個人別に加えてコンピレーション3タイトルと最も多くの盤を出していたコロムビア。最近でも橋本淳=筒美京平作品集を出したばかりだが、今回もまた新たな筒美コンピが編まれた。王道のヒットソングをしっかり押さえつつ、徳永芽里、川奈ミキ、可愛和美といったレアなキューティ・ポップス系の収録に濃い目のユーザーも納得だろう。布施明「こころ美人」の洒脱さに聴き惚れる。(鈴)

2012.12.26発売/COCP-37740~1/日本コロムビア(CD2枚組)

筒美京平GOLDEN HITSTORY
~なんてったってアイドル~

コロムビアに次ぐ老舗のビクターも筒美の音源を豊富に有している。98年のコンピ4タイトルとの重複は免れないものの、「新宿マドモアゼル」や「真夜中のピエロ」など、発売当時はヒットに至らなかったが完成度の極めて高い佳曲が再び陽の目を見ることとなった。松尾和子「おじゃましたいの」や、フランク永井「ルイという女」といったムード歌謡のラインナップも同社ならでは。ディスク2はアイドルの楽曲が大多数を占めているため、瑞々しい雰囲気が漂う。デビュー曲を含むアルフィーの初期作品も貴重だ。(鈴)

2012.12.26発売/VICL-63974~5/ビクターエンタテインメント(CD2枚組)

筒美京平GOLDEN HITSTORY
~WAKU WAKUさせて~

やはり老舗メーカーであるキングレコードの筒美ソング・コンピはこれまで存在していなかっただけに新鮮。一部テイチクや徳間などの他社音源も含まれ、今回の6タイトル中で最も初CD化が多いと思われる。ザ・ピーナッツ、高田恭子、中山美穂といったメジャーどころから、金髪のジョージやロス・パリエンテスなどあまり知られていないであろう歌手の作品まで。玉石混淆と言えないのは、非ヒット作でも曲自体はみな"玉"であることに間違いないから。ある意味上級者篇ともいうべき面白味に溢れている。(鈴)

2012.12.26発売/KICS-1857~8/キングレコード(CD2枚組)

筒美京平GOLDEN HITSTORY
~また逢う日まで~

かつてのグラモフォン(ポリドールレーベル)と、フォノグラム(フィリップスレーベル)における筒美作品グラフィティ。ポリドールは筒美自身がレコードディレクターとして所属していたこともあり、作曲家デビュー作となる「黄色いレモン」を逸早くリリースした。歌手の藤浩一が後に子門真人となるのはご存知の通り。日野てる子や菅原洋一ら、当時の人気歌手にも曲を提供している。密かな目玉は、葵テルヨシの「かんじる10代」かもしれない。他にも「燃える渚」の小川みき等、再評価を促したい歌手がたくさん。(鈴)

2012.12.26発売/UICZ-8108~9/ユニバーサルミュージック(CD2枚組)

筒美京平GOLDEN HITSTORY
~あなたを・もっと・知りたくて~

本企画の監修者であり、筒美本人とも親しい草野浩二氏が選曲を手がけたEMIミュージック、つまりはかつての東芝レコード編。同社の筒美作品は草野氏本人によるディレクション作品が多いため、思い入れもひとしおであろう。グルーヴィーな欧陽菲菲をはじめ、奥村チヨ・渚ゆう子・小川知子らの女性ポップス黄金期の作品を満遍なく収め、岡崎友紀や小林麻美を先駆けとする70年代アイドルの時代へと突入してゆく。ディスク2は80年代アイドルを中心に。小沢健二「強い気持ち・強い愛」もキラリと光る。(鈴)

2012.12.26発売/TOCT-29098~99/EMIミュージックジャパン(CD2枚組)

筒美京平GOLDEN HITSTORY
~卒業~

ポニーキャニオンも初参戦、創業当時はキャニオンレコード。70年代はヤマハなどフォーク・ロック系のヒットが多かったため、筒美京平による歌謡曲作品はあまり見当たらず、ヒットが連なったのは田原俊彦や斉藤由貴を擁した80年代に入ってからだった。ここでは珠玉の名曲「卒業」に始まる斉藤由貴の初期三部作も収録。第1回発売作品のラインナップの1枚、桜木健一「帰らない町」が収録されたのは正にアーカイヴ的な価値が大。酒井ゆきえが歌う『ピンポンパン』の挿入歌にも隠れた名曲がある。(鈴)

2012.12.26発売/PCCA-03772/ポニーキャニオン(CD2枚組)

HITSTORY~筒美京平
アルティメイト・コレクション 1967~97 Vol.1

作家活動30周年を記念してソニーミュージックから出された作品集のVol.1。各巻の頭には代表曲が配され、最初はやはり歌謡ポップスの金字塔「ブルー・ライト・ヨコハマ」から。以降、ほぼ年代順に各社の音源が混合して収録されている。「また逢う日まで」「17才」といった誰もが知るメジャーな作品の中で、佐川満男「フランス人のように」やザリバ「或る日」のような知る人ぞ知る名曲が見え隠れするところが心憎い構成。GS~女性ポップス~アイドル~ニューミュージックと歌謡界の流行の変遷も明解に。(鈴)

1997.12.12発売/SRCL4071~74
/ソニーミュージックエンタテインメント(CD4枚組)

HITSTORY~筒美京平
アルティメイト・コレクション 1967~97 Vol.2

Vol.2は70年代末期、筒美作品では2度目のレコード大賞受賞曲となった「魅せられて」に始まる。この辺りになるとまんまTBS『ザ・ベストテン』の記憶とかぶる世代は多いだろう。ディスク2からは80年代に突入。70年代に劣らず、80年代もアイドル中心に多くのヒットを供していることに改めて驚かされる。90年代のデジタル時代を迎えてからは作品数こそ減るものの才能が枯渇していないことは、小沢健二やピチカート・ファイヴへの提供曲が証明している。筒美作品の歴史=日本歌謡史であると実感。(鈴)

1997.12.12発売/SRCL4075~78
/ソニーミュージックエンタテインメント(CD4枚組)

THE HIT MAKER -筒美京平の世界-

限定盤の『HITSTORY』が既に入手困難となっていたこともあり、作曲家活動40周年時には新たに6枚組のボックスが企画された。ディスク1・2は有名な大ヒット曲を編年体で。ディスク3・4ではいわゆる隠れた名曲ともいうべきマニアックな選曲でレアな作品が並ぶ。ディスク5はカヴァー、ディスク6はサントラ系や非売品などのエトセトラ編という構成で、CMソングの初音盤化は特に貴重。カヴァー編ではちあきなおみ「あなたならどうする」、吉田拓郎「よろしく哀愁」などの珍しい組合せが聴けて楽しい。(鈴)

2006.4.5発売/MHCL771~76/ソニーミュージックエンタテインメント(CD6枚組)

筒美京平の世界 [増補新訂版]
作曲家・筒美京平データブック 1966-2011

1998年に刊行された幻の良書に、その後の情報や書き下ろしコラムなどを追加した増補新訂版として、2011年に出版された大作。圧巻は筒美作品シングル盤のジャケットをすべてオールカラーで紹介している豪華かつ迫力のある体裁。レア盤も多数あり、歌謡曲初心者からオールドファン、そしてレコードコレクターまでの幅広い層が目で楽しむこと出来る、まさに完全永久保存版の仕上がり。参加した多くの識者の筒美メロディへの愛を感じる。まえがきにある筒美京平自らの言葉「音楽は無限だ。」に作家哲学を感じずにはいられない。監修:森光厚夫、高浪高彰。(竹)

2011.11.18発売/P-Vine Books

HIT SONG MAKERS
栄光のJ-POP伝説 [DVDエディション]

戦後日本の大衆音楽を支え、後のJ-POPの基礎を築いた作家たちにフォーカスを当てたドキュメンタリー番組が「HIT SONG MAKERS〜栄光のJ-POP伝説〜」。今まで語れることの少なかったヒットメーカーの仕事に触れ、本人や関係者の貴重な証言や音楽でまとめられた内容は、2005年にBSフジで放送されるやいなや大反響を呼び、その年の日本民間放送連盟賞・テレビエンターテインメント番組部門最優秀賞を受賞するにいたった。その後、DVD化。その秀作シリーズの第1回の放送で取り上げられたのが筒美京平。初の本格的テレビ出演となった番組中に語られた数々の真実、例えば1年間に45曲を作曲、ビルボードチャートに入っていた曲を片っ端からななめ聞き、といった貴重な証言に驚く。DVDの特典映像では、いま気になる作曲家に宇多田ヒカルを挙げ、その才能を評論家のごとく鋭く分析してみせている。監修:濱田高志。(竹)

2006.5.25発売/GNBL1017/ジェネオンエンタテインメント(DVD5枚組)

希代のヒットメーカー 作曲家 筒美京平

2011年5月にNHK-BSプレミアムで放送された特別プログラム。以降、数度再放送されている。「HIT SONG MAKERS~栄光のJ-POP伝説~」同様、本人インタビューと関係者証言で天才作曲家の肝を探る構成だが、こちらはNHKの豊富なアーカイヴ映像をふんだんに使うことで、当時頻繁にテレビから流れてきた筒美京平メロディを視聴者に思い起こさせる。そして、この番組のハイライトは多くの名曲を一緒に作り出してきた作詞家・松本隆との対談。貴重な2ショットの絵面ですでに感動だが、対談で語られる二人の至言にそれぞれの美学とヒット曲創作のヒントが見え隠れする。「ユーミンや大瀧(詠一)さんのようなシンガーソングライターのシングルヒットには僕らと同じのような歌謡曲のエッセンスを感じる」という発言には、すべてのジャンルを含んだ音楽が歌謡曲であることを認識させるし、番組ラストの「いつか僕の作ったメロディがどこかの田舎町の誰かにくちずさんでもらえたらそれが最高の幸せ」といった言葉に音楽家としての究極な思いが詰め込まれているようで、心が打たれる。(竹)

NHK BSプレミアム/2011.5.29放送

NEXT歌謡フェス 懐かしむだけのものじゃないー新しい歌謡曲の魅力を発信する次世代への歌謡フェス、記念すべき第1弾が2017年3月25日(土)に新宿LOFTにて開催!

『東京レコード散歩』2017年2月22日発売。東京にちなんだ曲だけを収録したコンピレーション・アルバム『東京レコード散歩』第二弾がレコード会社3社から同時発売!

原田真二 提携グッズサイト『Feel Happy』音楽制作、ライブ活動、チャリティ事業を積極的に行い、2017年にはデビュー40周年を迎える原田真二との提携グッズサイトが「Feel Happy」。魅力的なオリジナル・グッズを提供していきます。

岩崎宏美 ONLINE SHOP 昭和51年1月に発売された『近代映画ハロー新春号 岩崎宏美 集』の全ページに、平成28年最新インタビューを追加した、特別復刻プレミア豪華版。

大場久美子 DELUXE BOOK トップアイドル時代の大場久美子の『近代映画』記事、グラビアを復刻!

FMおだわら(78.7MHz)第1、3火曜25:00~25:30、同週の木曜21:00~21:30<再>

モナオ(旧芸名 唐沢亮) 大人の皆さん、これがムード歌謡のNEWスタンダードです。『たぶん新宿』 唄:モナオとマシュー

ラジオ歌謡選抜

TWITTER

  • now loading...

disk union 昭和歌謡館