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浅香 唯 祝・デビュー30周年、浅香唯

歌謡曲リミテッド スペシャルインタビュー

浅香 唯
祝・デビュー30周年、浅香唯

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取材/長井英治、鈴木啓之 文/竹部吉晃 協力/ラジオ歌謡選抜 公開日:2015.06.15

1985年6月にシングル「夏少女」でデビューした浅香唯が今年30周年を迎えた。音楽、映画、ドラマ、CMなど、トップ・アイドルとして一世を風靡した活躍については改めて触れるまでもないが、とくに80年代に青春時代を過ごした者にとって、浅香唯の存在やヒット曲の数々は特別なものであった。ソラで歌えてしまう人も少なくない。そんな彼女の30年を網羅したCDボックス『浅香唯 30周年記念コンプリートBOX』が6月17日にリリースされる。素晴らしいボーカル、クオリティの高い楽曲、そして、なんといっても彼女のチャーミングな魅力を改めて実感することができる、音楽活動の決定版となっている。インタビューでは、CDボックスをはじめ、デビュー時のこと、トップ・アイドル自体のこと、そして現在について、うかがった。

--1985年6月のデビューですからちょうど30周年となります。デビューの頃のことは覚えていますか。

浅香:はい。今でも当時のいろいろなことを鮮明に覚えています。わたしがデビューのために上京してきたのは中学校の卒業式だったんです。卒業式が終わって、その足で宮崎の空港に行って東京行きの飛行機に乗ったんです。そして、翌日から番組アシスタントとしてテレビに出たんですよ。ほんの数時間で環境がガラリと変わってしまったんです。「芸能界ってすごい」って思いました(笑)。今までテレビで見ていた人が近くにいるわけですからね。

--卒業式の翌日からテレビ出演ですか。15歳の少女にとっては刺激が強すぎますよね。

浅香:それから毎日が驚きの連続でした。でも、それは私が15歳だったからできたことだったんじゃないかと思うんです。怖いもの知らずと言いますか、ただただ冒険心だけで東京に出てきて、そのままの勢いで毎日を乗り切っていた気がするんです。もし、18歳か19歳でのデビューだったら、もっといろいろなことを考えるでしょうし、いきなりテレビ出演なんてことはできなかったんじゃないかって。

--15歳だったんですね。デビュー曲「夏少女」のジャケット写真はまだ幼さが残っていますもんね。この曲は大ヒットには至りませんでしたがとても良い曲ですね。今聴いても名曲だと思います。

浅香:ありがとうございます。「夏少女」を落ち着いて聴けるようになったのは最近になってからのことで、長い間、恥ずかしい気持ちが先行してまともに聴くことができませんでした。他人に見られたくない、いちばん聴かれたくない部分と言いますか……。

--そんなことはないと思いますが。

浅香:「夏少女」は15歳のときにレコーディングした曲なので、まだ業界の右も左もわからない時期の、歌手にもなれていない状態でしたから、ただの子どもが歌っているという感じなんですね。ディレクターさんから「好きに歌って」と言われて、何も考えずそのまま歌ったので、ずっと長い間この曲を聴くのが恥ずかしくて……。

--そうだったんですね。

浅香:正直、この曲を出した当時はそんなにたくさんの人に聴いてもらうことはないんじゃないか、って思っていたんです。でも今でもいろいろな人が「夏少女」のことを言ってくださるので、だったらレコーディングのときにもっと頑張っておけばよかったなって……(笑)。あの当時はあれが精一杯だったんですけどね。

--初めて自分のレコードが出たときはレコード屋さんに行って確認したりしましたか。

浅香:しました。レコード屋さんに行って、自分のレコードを当時のトップ・アイドルのところに入れてきたりしましたね。意味ないんですけど(笑)。

--そういう時代ですよね。今回、6月17日にリリースされます『浅香唯 30周年記念コンプリートBOX』の中には当時のプレスキットが入っていますね。

浅香:そうなんです。このプレスキットはデビューの時に業界用に作ったモノなので、一般の人は目にしていない、手に入らないものだったんです。それを今回復刻しました。

浅香 唯
『浅香唯 30周年記念コンプリートBOX』
(完全生産限定)

WPZL-31021/36 ¥30,000(本体)+税
2015年6月17日発売

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浅香唯30年の歴史を完全網羅した記念碑的ボックス! 1985年6月21日のデビュー曲「夏少女」から、30年目の浅香唯の等身大を表現した新曲など、レーベルを超えた約190曲をCD15枚に凝縮。2015年デジタル・リマスターにて収録。 初DVD化のミュージックビデオや、未公開カットも多数収録したB5サイズ&フルカラー80ページの写真集、そして本人に会えるイベント参加券封入など、数々の特典も。(合計194曲)。

商品詳細はこちら。

--こういった配慮が素晴らしいですね。『浅香唯 30周年記念コンプリートBOX』はホントに豪華な作りで、まさに浅香さんの音楽活動の集大成と言う感じがします。

浅香:ちょっとしたお歳暮感覚ですよね。重さ的には良い油が入っていそうな(笑)。

--確かに(笑)。こういう形で自分の足跡を改めて振り返ってみた感想はいかがですか。

浅香:すべての曲がリマスターされているので音がすごくよくなっています。だから、今までのCDを持っていた方でもまた違った形で聴いていただけると思います。

--内容面に関してはいかがですか。

浅香:私は本当に曲に恵まれていたと思いますね。曲って不思議なもので、耳に入るとすぐにその時代の感覚に戻るんです。今でもライブをやる前には必ず昔の曲を聴き直すんですが、その度にその頃に戻って、新鮮な気持ちに帰ることができます。

--聴き手も同じで、曲を聴くと一瞬であの時代に戻ることができます。

浅香:あと、今までは自分の娘に自分の過去を見せたり聴かせたりということをあまりしてこなかったんですけど、娘が小学生になって、ようやくいろいろなことを分かり始めた時期になったので、このボックスを機に自分がやってきたことをきちんと娘にも伝えていこうかなと思っています。

--お母さんがアイドルだったことを娘さんはまだ知らない?

浅香:漠然とは知っているみたいなんですけど、詳しくは知りません。最初に「スケバン刑事」を見たときの印象が強烈だったらしくて(笑)。「スケバン刑事」が、大好きな「プリキュア」と重なって見えたらしくて、「ママも悪と戦っていたんだね」とか言ったりして(笑)。ライブも見せたことはあるんですけど、家でのママと「スケバン刑事」の風間唯とライブをしている私が一致していないみたいなんです。

--面白いですね(笑)。このボックスには娘さんとのことを書かれた曲「はだかでピース」も入っていますね。

浅香:この曲は8年前くらい前、子どもが生まれて間もない頃に書かせていただいたんです。子どもと一緒にお風呂に入る時間はとても大切で、「いつまで一緒にお風呂に入ってくれるのかな」って思ったりしながら歌詞にしたんです。それまでは男女の恋愛に関する歌ばかりを歌ってきましたから、こういう親子のスキンシップや絆を題材にした歌詞を書くことがすごく面白かったですね。ママ浅香唯という立場で作った可愛い歌です。自分の新しい発見をさせてもらいました。

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浅香 唯

1985年6月21日、シングル「夏少女」で歌手デビュー。1986年、TVドラマ『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』(フジテレビ系)の主役に抜擢。1987年1月発売シングル「STAR」が同ドラマの主題歌になり最初のトップ10ヒットを記録。続けて、「瞳にSTORM」(4位)、「虹のDREAMER」(1位)も大ヒット。その『スケバン刑事III』に風間三姉妹(大西結花、中村由真、浅香唯)として出演した3人によるシングル「Remember」も1位。1988年、カネボウ化粧品のCMキャラクターに選ばれ、キャンペーン・ソング「C-Girl」も大ヒット(1位)。1989年4月には主演映画『YAWARA!』が公開され主題歌「NEVERLAND ~YAWARA!メインテーマ~」も続けて大ヒットさせた。1990年10月にはシングル曲として初の本人による作詞曲「Self Control」を発表。1992年8月、アルバム『joker』を発表。この頃になると、より作品の内容や音楽性、トータルの作品としてのまとまりなどを追求するようになり、アルバム『joker』にはシングル曲を収録せず、また作家陣も女性のみで制作した。1993年、精力的に活動を続けてきたが、2月発売のシングル「ひとり」、アルバム『CONTRAST』を発表したのち充電期間に入った。1997年、メルダック・レーベルに移籍し、4年半振りの新曲「Ring Ring Ring」をYUI名義でリリース。タレント・女優としての活動も再開させた。近年はゲーム音楽のサントラ盤への参加、アニメの主題歌等の音楽活動のほかにも、ミュージカル出演でも好評を博すなど、多方面で活躍している。

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