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星野みちる 可愛さがとまらない!キュートなカヴァー・アルバム『My Favourite Songs』

歌謡曲リミテッド スペシャルインタビュー

星野みちる
可愛さがとまらない!
キュートなカヴァー・アルバム『My Favourite Songs』

取材/長井英治、取材・文/鈴木啓之 公開日:2016.09.23

眩いばかりの笑顔でキラキラした歌声を聴かせるキュートな歌姫が初のカヴァー・アルバム『My Favourite Songs』をリリース! デビュー10年目でも可愛さがとまらない、星野みちるスペシャル・インタビュー。2005年にAKB48の一期生としてグランドオープンの舞台に立った後、2007年の卒業後にソロ・デビューを果たした星野みちるは、2012年からVIVID SOUNDに活動の場を移し、現在までに同社から14枚のシングルと3枚のオリジナルアルバムほかをリリース。シングルは7インチアナログ盤+CDという形態でのリリースが話題となり、コレクター界隈でも人気を集めている。アイドル出身の可愛らしいルックスのみならず、伸びやかで澄んだ美声の確かな歌唱力の持ち主でもある彼女が、待望のカヴァー・アルバムをリリースした。本人とプロデューサーのはせはじむが独断と偏見(?)で選曲したグッド・ミュージック全10曲。これまでオリジナル楽曲を中心に活動してきた彼女だけに驚きを隠せないファンも多いと思われるが、予想以上に素晴らしい出来映えに絶賛の声多数。昨今のカヴァー・アルバムの中でも抜群の完成度を誇る名盤の誕生と言っても過言ではない。渦中にある彼女の心境やいかに!?

--プロフィールを拝見すると、B型、左利き。これはもう完全に天才の要素を満たしているなと思いました。突然に何かひらめいたりすることはあるんでしょうか。

星野:全然ひらめかないです(笑)。血液型でいうとO型に憧れが強くて。協調性があって柔らかい感じがしますよね。

--子供の頃から歌手になりたいという気持ちは抱かれていたんですか。

星野:小さい頃はおとなしくて。兄がふたりいたので性格は強かったと思いますが、引っ込み思案なところがあっていろんなことを主張出来なかったんです。だけど安室奈美恵さんとかに憧れて、歌はいいなと思ってたんですけど。小学生の時に初めて行ったコンサートも安室奈美恵さんでした。それで本格的に歌いたいと思ったのは小学校高学年から中学くらいにかけての頃でした。高校卒業の時の進路相談では、先生に「歌の仕事をしたいので、就職先はないですか?」って話したら、「それはわからない」って。普通の学校でしたから。その時にはもう歌しかないって思ってたんですね。

--世代的には小室さん世代になるんですよね。CDもすごく売れていたし、音楽的にはいい時代に育ったんじゃないでしょうか。

星野:そうですね。楽しかったです。CDショップへ行って、全然知らない方のCDでもなんとなく見て買ったりしてましたね、あの頃は。

--AKB48に入られてからも歌がうまいメンバーだと評判でしたよね。

星野:昔からたまたまピアノを習っていたので、譜面が読めたり、多少音感があったというだけなんです。当時はグループ立ち上げの頃で、将来何になりたいのと聞かれると、女優さんとかグラビアっていうコが多くて、歌手を目指しているコは意外と少なかったんですよ。2~3人くらいしかいなかったんじゃないですかね。

--そんな中で歌っていると、ひとりで歌いたくなりますよね。

星野:実際に歌えるパートも少ないし、そんなに目立つ位置でもなかったので、ひとりで歌いたいなって毎日思ってました。活動は楽しかったんですけど、もっと歌いたいっていう思いが強くなっていきましたね。初めての全国ツアーの時に、自分が作っていた曲を秋元康先生がセットリストの中に入れて下さったんですよ。「ガンバレ!」っていう曲なんですけど。そこで初めて大勢のお客さんの前でひとりで歌わせていただいて、凄く感激して感謝したんです。

--その時代のことが今に活かされていたりしますか。

星野:それは凄くありますね。やっていてよかったと思うことがたくさんあります。でも私はダンスが全然ダメで、踊っても変なロボットダンスみたいになっちゃうんです。リズム感がないみたいで。それは今でも苦労しています。歌うことは楽しいんですけど。

--その後シンガー・ソングライターとしてソロ活動されて、4年前にVIVIDさんに所属されてからは音楽性もガラリと変わるわけじゃないですか。

星野:最初は少し戸惑いました。以前は弾き語りがメインでおとなしく歌ってたのが、一気にポップになって。エレポップって何? ピコピコしてる感じだよって言われて、今までのファンの方たちは受け入れてくれるのかなと物凄く心配でした。ハンドマイクになったり、葛藤はありました。実際にファンの方でも弾き語りがよかったという方もいらして。ついツイッターでエゴサーチしちゃって、あぁ、あんなに応援してくださってた方が……なんて悲しい思いもしましたけど、それ以上に曲先行で聴いてくださる新しい方々が圧倒的に多かったのが刺激的で励みになりました。

--今まで錚々たる方々と一緒にやられていますけど、そんな気負いを感じさせずに楽しそうに歌ってらっしゃるのが凄いなと思うんですよね。今回は初のカヴァー・アルバムということで、やはり自分の歌を歌う時よりも特別な気構えがあるものですか。

星野:それは緊張します。プレッシャーです。いちばん難しいですよね。好きな曲はその方のCDを聴いて、ブレスのタイミングとか全部完璧に覚えてからカラオケで歌ったりしていたので、どうしても意識しちゃいます。

--これまでにも他のアーティストの歌はいくつか歌われてきましたよね。知る人ぞ知る名曲「東京ディスコナイト」ですとか。

星野:スクーターズの方々とはご縁があってご一緒させていただいたんですけど、実はそれまでは曲を存じ上げなくて。でも聴いてみたら本当にカッコイイと思って衝撃的でした。それから初めてメンバーの皆さんにお会いして。全国各地に歌いに行く時も「東京ディスコナイト」はすごく盛り上がります。

星野みちる
『MY FAVORITE SONGS』

ヴィヴィド・サウンド
HCCD9577 2700円(税込)

amazonで購入する

<収録曲>
1. 私がオバさんになっても
2. ずっと一緒さ
3. SWEET 19 BLUES
4. SUMMER CANDLES
5. Love Me Again feat.ikkubaru
6. 愛しのロージー
7. 土曜の夜はパラダイス
8. 天国のキッス
  feat. WACK WACK RHYTHM BAND
9. 恋するフォーチュンクッキー
  feat. The Scooters
10. ひとつだけ

ソロ・デビュー以来、オリジナル曲にこだわって活動してきた星野みちるの初のカヴァーアルバム。選曲の妙、はせはじむ氏による、サウンド・プロダクションのクオリティの高さは当然のことながら、彼女の声の魅力と持ち前のポップ・センスが全面に出たアルバムである。EPO、矢野顕子、松田聖子など、比較的有名な曲を選曲しているにもかかわらず、臆することなく堂々とカヴァーに挑み、結果的に自分のものとして歌っていることに驚くが、それはインタビュー中の「カヴァーをやる前にオリジナルで土台を作っておきたかった」という発言に証明されている。どのカヴァーも素晴らしい出来だが、特にボッサ調にアレンジされた「SUMMER CANDLES」にノックアウトさせられる。この曲に顕著なように、80年代のポップスの重要な要素に“キラキラ感”がある。大変抽象的な表現だが、“キラキラ感”こそが80年代を表現するうえで欠かせないキーワードである。しかし、これをすべての歌手が持ち合わせているかというと、そんな簡単なことではなく、また勉強や練習をして出せるものかというとそうともいかない。星野みちるは、キュートなキャラクターからにじみ出た天然の“キラキラ感”があり、それが過去の曲に新しい息吹を与えている。そういう意味でも近年ブームになっているシティポップの中で、この『MY FAVORITE SONGS』こそ、現代のシティポップの決定版と認定したい。、一人でも多くの人に、このキラキラとしたシティポップの世界を体感していただきたい。(長井英治)

--アルバムのラインナップは誰もが知る曲ばかりだけに、プレッシャーも大きかったんじゃないですか。

星野:そうなんです。でもアレンジがオリジナルとガラリと変わっていたりするので曲の雰囲気もだいぶ違っていたりして、そういった面では助けられている気はします。今回、プロデューサーのはせはじむさんと一緒に選曲した中で、私が知らなかった曲もあります。EPOさんの「土曜の夜はパラダイス」もそのひとつですね。

--30年以上も前の曲ですから、ご存知なくてもしょうがない。たけしさんやさんまさんが出ていた『オレたちひょうきん族』というバラエティ番組のエンディングテーマだったんですよ。この番組のエンディングはユーミンや達郎さんも曲を提供していました。

星野:へぇー凄い。この曲は知らなかったんですけど、今回歌うことが決まってから初めて聴いて、凄く好きになりました。

--これはオリジナルに忠実なアレンジでありつつビッグバンド・スタイルを彷彿させる素晴らしいカヴァーですね。星野さんも楽しそうに歌われていて。

星野:ありがとうございます。メロディになんともいえない開放感があってステキな曲ですよね。週末だ、街に出よう! みたいな。

--あの頃はまだ週休二日制じゃなかったですから(笑)。 今回、カヴァー・アルバムを出されるに至ったのはどんな経緯があったんですか。

星野:今までオリジナルで出し続けたんですけど、何年か前から「いつかはカヴァーやりたいね」って話をしていて。その前にちゃんとオリジナルで土台を作っておこうねという流れだったんですけど、ようやくその時が来た感じでしょうか。

--最近はカヴァー物が出過ぎていて、期待を裏切られることが多い中で、星野さんのアルバムはどの曲も思わず聴き入ってしまう名カヴァー集だと思います。

星野:本当ですか? 帰り道に本音を言わないで下さいね(笑)。このアルバムではわりと広い時代にかけての曲を選んでいるので、幅広い世代の方に聴いていただきたいです。

--選曲の基準はどの辺りにあったんですか。

星野:最終的に決まった曲はプロデューサーさんと私で半々くらいなんですけど、決め方としては、例えば「EPOさんの曲をやりたいと思うんだけどどの曲がいいか実際に聴いて挙げてみて」と言われて、その中で「土曜の夜はパラダイス」がいい、というように、アーティスト単位で決めていく感じでした。

--そのなかで特に星野さんが歌いたかった歌手や曲というのは?

星野:松田聖子さんは凄く好きなので何か歌いたいなって思っていました。これもいくつか挙げた中で、これならこういうアレンジが思い浮かぶからってことで「天国のキッス」になりました。「赤いスイートピー」も候補に挙がっていたんですけど。

--この曲は有名なわりにはそれほど多くはカヴァーされてないんですよね。でもこれは音楽ファンも唸ると思います。

星野:「赤いスイートピー」は曲として完成されていてアレンジを変えようがないということでした。アレンジで曲のイメージを変えることで驚かせたいっていうのがプロデューサーの意向としてもあったみたいで。あとは矢野顕子さんの「ひとつだけ」。この曲も知らなかったんですが難しくて、ハードルが高かったです。

--「ひとつだけ」はもともと矢野さんがアグネス・チャンさんに書いて、それをセルフカヴァーしたものなんですが、メツセージ性が強くて訴えるものがあるので、アルバムのラストに相応しいと思います。

星野:プロデューサーもこれは最後だねーって言っていました。

--「恋するフォーチュンクッキー」も自らの選曲ですか。

星野:いえ。私は選んでないです(笑)。とてもいい曲と思いますけど。もともとスクーターズがライブでカヴァーされていたこともあって、一緒にやらせていただいたんです。正直、最初に歌った時(2014年)はちょっと抵抗がありました。えっ! と思いましたけど、スクーターズの皆さんが一緒だった、というのは大きかったですね。

--山下達郎さんの「ずっと一緒さ」は歌われるのが難しかったそうですね。

星野:難しかったですね。おそらく今回の中でいちばん。オリジナルよりもテンポが速いこともあって、デモを聴いた時に、「これ本当に山下達郎さんの曲ですか?」って聞いちゃったくらい。だからすごいプレッシャーでしたね。ドキドキしました。

--「愛しのロージー」はすごくシブいカヴァーですね。音楽通が喜ぶような。

星野:以前、松尾清憲さんが30周年記念のアルバムを作られる時に1曲デュエットでお誘いいただいて、その時に初めて聴いたんですけど、可愛いしカッコイイ。松尾さんもすごく素敵な方で。この曲は秋元康さんの作詞だったので、共通点がありますね、と話をしたんです。

--森高千里さんの「私がオバさんになっても」とか、詞に共感する部分はありますか。

星野:あります、あります。結局男性って若いコがいいんだなって(笑)。森高さんの当時のVTRを見たんですけど、こんなに足が長くてキレイな人いるんだなって思って見とれちゃいました。今もお綺麗で憧れます。

--候補に挙がっていて漏れちゃった曲はあるんでしょうか。

星野:私が歌いたかったのはウルフルズだったんですけど……。「借金大王」っていう曲(笑)。「凄くいいと思うんですけど」って言ったら、即却下されました(笑)。

--今回とは別の傾向の曲ばかりでまた別のアルバムが出来るんじゃないですか。

星野:いつかやりたいです。こういうちょっと面白いタイプの曲も好きなんです。

--今回のアルバムの中でお薦めの曲、思い入れのある曲を教えてください。

星野:うーん、どれだろう。全部そうなんですけど、「SWEET 19 BLUES」でしょうか。オリジナルとコードが全然違うんですが、真城めぐみさんにコーラスしていただいたり、ピアノも素敵ですし、カッコよくできたんじゃないかなって思います。

--カヴァーというのはより多くの方が聴くきっかけになりますから、これを機会にしてオリジナル作品もさらに聴いていただけるといいですよね。

星野:それがいちばん嬉しいですね。もっといろんな方に自分のことを知っていただきたいです。このアルバムは凄くこだわって作ったので、普通のカヴァーとは一味違うアレンジの妙とかも楽しんでいただけると思いますし、ライブでもぜひ聴いていただきたいです。今まで以上に頑張りますので応援してください。

--新しいアルバムが出来たばかりですが、最後にこれからの活動でやっていきたいことを教えてください。

星野:今後は……テレビで歌いたいです! 実はまだひとりでテレビで歌わせていただいたことがないんですよ。日々鍛えていますので(笑)、よろしくお願いします!

(2016.9.6 VIVID SOUNDにて)

VIVID SOUND Presents
「星野みちるの黄昏流星群 Vol.5」

2016年9月23日(金)
代官山UNIT
OPEN : 17:00 START : 18:00

CHARGE :
ADV 4,000yen
DOOR 4,500yen
通し券 6,000yen
(全券種ドリンク代別)
※通し券
本公演後に同会場で開催される西恵利香主催イベント「re:LISTEN UP~わりと朝まで~」との通し券です。星野みちるもゲスト参加します。

出演 : 星野みちる
SPECIAL GUEST:西恵利香、まなみのりさ、脇田もなり
VJ : サリー久保田

問い合わせ:代官山UNIT
03-5459-8630

星野みちる

11月19日生まれ。千葉県出身。B型。左利き。
3歳よりクラシックピアノを学ぶ。2005年に女性アイドル・グループ、AKB48のメンバーとして活動開始。2007年6月にAKB48を卒業、2009年よりソロ活動開始。2013年7月に星野みちる名義のフル・アルバム『星がみちる』を発表。サブ・カルチャー界を中心に人気となり、“アナログ+CD”の発表形態でも話題となる。2015年までにアルバム3枚を発表。2016年、2枚のシングルを経て、9月にカヴァー・アルバム『My Favourite Songs』をリリース。

オフィシャル・ウェブサイト:
https://hoshino-michiru.officialsite.co/

オフィシャル・ブログ:
http://profile.ameba.jp/michiru-h/

連載「星野みちるのプロフェッショナル」:
https://www.barks.jp/news/?id=1000130667

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